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導入事例:中外炉工業株式会社 |

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工業炉の高効率空気比制御を実現する「標準システム」の開発 |

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中外炉工業株式会社は創立60年の歴史を持つ工業炉のリーディングカンパニーです。産業最前線で製造・加工に用いられる炉の安定稼動、省エネルギーの追求、そしてそれらの安全性の確立について市場ニーズに応え、最先端開発による工業炉およびその制御設備を提供し続けています。近年、京都議定書の発効に伴い市場から求められる「空気比制御」についても、その市場スタンダードともいうべき燃焼制御装置を作り上げてきています。
「工業炉の高効率空気比制御は、まず省エネルギーを実現して環境問題に貢献します。と同時に、その自動制御は、熟練技術のシステム化により、勘と経験の技術を伝承することができ、省力化へとつながります。そしてそれ以上に重要なことは、最適燃焼を通して製品クオリティの向上と省エネ生産を実現することです。こうした市場ニーズに応えることが、リーディングカンパニーとしてのミッションだと考え、その開発に取り組んでいます」(中垣担当課長)
中外炉工業は、17年ほど前、工業炉の燃焼自動制御について、顧客ニーズを徹底分析してIBSインテリジェントバーナーシステム(以下IBS)を国内で初めて開発しました。その開発にあたり、山武では、独自の自動制御技術を提供し、中外炉工業の求めるものづくりとサーモテック(熱技術)を通して共同開発に参画してきました。 |
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高い技術力によって開発された高性能工業炉 |
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バッチ式ガス浸炭炉 |
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「開発課程を通して生まれた極めて多数の要望や課題に対して、そのソフトウエア開発に山武が高いケーパビリティで応えてくれたと考えています」(高橋係長)
高度な制御機能を持つシングルループのIBSに対し、中外炉工業では、もう一方でEBC(Easy&Eco.Burner Control)自動空気比制御システム(以下EBC)を開発してきました。そしてこれらの実績に基づき、IBSの高性能制御機能とEBCのマルチループ機能を同時に備えた、両者の後継機種として、燃焼制御の標準システムともなるべきEBC-iと名付けた新たな自動空気比制御システムを2005年(平成17年)3月より市場投入したのです。
この開発において山武は、汎用のモジュール形調節計AHCTM2001を用い、IBSの精密制御機能を引き継ぎつつ複数バーナを同時に制御する製品性能の実現に協力してきました。
「今後の標準システムになるような高度な制御装置の開発でした。その開発プロセスにおいて、わが社からの実現したい課題提示に対して、いつも的確に短時間で応えてくれた山武のレベルの高さはたいしたものだったと思っています」(高橋係長)
EBC-iは、金属プロセスラインなどの燃焼炉において高効率燃焼制御を実現すると共に、窯業における燃焼炉の制御などにも幅広く活用されています。と同時に、中外炉工業が提供する工業炉だけでなく、1000種を超えるといわれる工業炉のバーナに対応した空気比制御が可能なことから、汎用工業炉の新製品や既存炉への需要も生まれ、EBC-i単独の引き合いも多く、自社工業炉の付随装置としてではなく単独製品として市場供給する新たなビジネスモデルも生まれています。
「山武とは、工業炉の安全を監視するアドバンストUVセンサシリーズや温度制御のためのデジタル指示調節計SDCTMシリーズを通じて長い付き合いがあります。今回の開発においても、そうした長い付き合いの中での高い信頼性がバックにあったということができます」(中垣担当課長)
同社では、今後空気比制御で培ってきた気体混合技術をベースとして、将来的には、工業炉だけではない新しい分野への挑戦も考えており、その未来テーマにおける山武の制御技術に対する期待も高いといいます。
★IBS、EBC、EBC-iは、いずれも大阪ガス株式会社との共同開発です。
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この記事は山武グループのPR誌Savemation(セーブメーション)2005年11月号に掲載されたものです。 |

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