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導入事例:カネカテキサス コーポレーション

プロセス構築の多様性や変更に応える高機能フィールド機器

お客様紹介
独自のセンシング技術で幅広いレンジアビリティを実現
 カネカテキサス コーポレーションは、石油化学製品原料を広く北米・中南米に提供するために、1980年代初頭、米国・テキサス州パサディナに設立されました。同社の石油化学素材は、自動車バンパーやハイテク製品梱包材など、一般生活素材というよりは、特殊目的に高い機能を発揮するものです。こうした高付加価値製品を、幅広くかつ素早く北米・中南米に提供するために、同社は、国内石油化学企業としては最も早いとされる時期にアメリカでの生産に踏み切りました。また近年では、石油化学素材に対する独自の高い知見を、精度の高い発泡成形プロセスにまで生かした工場の展開も図っており、自動車メーカーへバンパー成形製品の供給を行って、事業の拡大を図っています。

 アメリカ市場では最終製品を生産するメーカーが、絶えず付加価値の高い素材を求めています。カネカテキサスは、こうした課題に極めて熱心に、そしてスピーディーに対応することで、アメリカのユーザから高い評価を得ています。それは、ユーザから求められる開発依頼に対し、試作サンプルを作るためのアプリケーションセンターをアメリカにも設け、日本からの研究者や技術者を数多く常駐させて応えている姿にも表れているといえましょう。
反応釜の液面計として活用されているST3000 Series900
反応釜の液面計として活用されているST3000 Series900

 製品の多品種化や新素材開発に対応するためには、プロセスの新たな構築が求められます。そうした場面で幅広いアプリケーションに対応可能なフィールド機器が必要であったといいます。こうしたニーズの中で、山武の差圧圧力発信器ST3000 Series900*が採用されています。

 「20年を超えるアメリカでの生産活動の中で、山武(当時は山武ハネウエル)の中央制御システムTDCSシリーズを採用してきた実績があります。また、カネカ社内では、日本国内、アジアにおいても、山武のフィールド機器は十分な活躍を果たしてくれています。そうした製品信頼性を基に、今回の製品導入を図ったのです」(Task Force Director 戸田氏)

 今回の導入では、幅広いアプリケーションに対応可能なSeries900を反応タンクにおける液面計として導入しています。と同時に、流量、レベル、差圧の計測を行うことができるフィールド機器として、これを標準採用とし、ストックしています。

 「Series900は、コストパフォーマンスが高く、レンジアビリティも十分幅広いことから、これを常備しておくことで、プロセスのさまざまな変更に対して、フレキシブルに活用することが可能です。それが導入に際して最も評価した点でした。また、メンテナンスが容易な点でも、活用範囲の広い機器だといえます」(I&E Supervisor Hanks氏)

 株式会社 カネカでは、市場ニーズの高いコエンザイムQ10の素材提供を行うために、カネカテキサスの隣接地に、カネカニュートリエンツL.P.を2004年に設立し、2006年からプラントの操業を開始する予定です。この新工場にも山武のコントロールバルブ60台の導入が決定しています。その背景には、今回のカネカテキサスにおける導入評価と同様、山武アメリカ ヒューストン支店に営業技術員が常駐している安心感とサポートの迅速性への高い評価があるといいます。

*差圧圧力発信器DSTJTM3000の海外モデル

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この記事はazbilグループのPR誌Savemation(セーブメーション)2006年1月号に掲載されたものです。

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