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導入事例:三菱化学株式会社 水島事業所

計測と制御の技術が生んだ超小型・高性能の地震センサ

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インテリジェント地震センサによる地震時のプラント自動停止を実現
 山武のインテリジェント地震センサSES55は、内蔵された小型加速度ピックアップにより地震加速度を検出し、振動による構造物被害状況を推定するSI値、計測震度相当値、合成加速度値を演算・出力して、観測点における被害状況の想定ができるセンサです。また、加速度波形の特長から地盤の液状化をも判定し、さらに人が感知できず、高層ビルやタンクヤードに大きな被害をもたらすとされる長周期地震動についても検知します。
 SES55は、マイクロマシニングの技術によって小型化した加速度ピックアップの採用により従来の地震計に比べて全体も大幅なコンパクト化を実現し、設置費まで含めるとおよそ1/20の低コスト化を図っています。またマイクロマシニング加速度センサが、独自の技術でノイズを排して加速度を高精度に計測処理することを実現しています。さらに、センサと演算部を一体化することで、使いやすさを向上させた他に類を見ないインテリジェント地震センサです。今回の水島事業所では1カ所に3台のSES55を設置し「2アウトオブ3」と呼ばれる不作動防止と誤動作防止を兼ねた高信頼性を実現し、地震検知の高い信頼性を生み出しています。
 SES55は、ローダーからの外部診断命令によって、故障時や定期メンテナンス時に、設置位置から取り外すことなくワンタッチでメンテナンスが可能です。これにより従来形の地震計で必要だったメンテナンス時の掘り返し工事などといった費用を大幅に削減すると共に、容易なメンテナンスで高い信頼性をより維持しやすいものとしています。
 さらに、プラントをはじめとする防爆環境に備えてアナログ出力(4〜20mA)、ON/OFF出力と通信 (RS-485)も標準装備しています。プログラマブルコントローラなどのシステム機器や現場表示器との接続が1台で可能なため、さまざまなアプリケーションに応用可能です。三菱化学における地震時のプラント自動停止は、こうしたインテリジェントセンサの高い信頼性を生かして導入されたものだといえます。
 山武のインテリジェント地震センサSES55は、東京ガスの全エリアに敷設され世界最高精度の地震観測網としても活用されているほか、高速道路の地震時交通規制、自動車メーカーの地震時生産体制配分を行う危機管理、電力会社の環境測定装置などとしても、幅広く活用されています。

防爆エリア内に設置された地震センサ(中央下カバー内)
防爆エリア内に設置された地震センサ(中央下カバー内)
防爆エリア内に設置された
地震センサ(中央下カバー内)

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この記事はazbilグループのPR誌Savemation(セーブメーション)2004年6月号に掲載されたものです。

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