 |
導入事例:日本電気硝子株式会社 |

 |
 |
 |
特殊ガラスのトップメーカーを支える燃焼制御のテクノロジー |

 |
日本電気硝子株式会社は、ITやAV機器に用いられる特殊ガラスをはじめとするハイテクガラス製造のトップメーカーです。その製造技術は、テレビやコンピュータ・ディスプレイ分野における素材からの大型化要求に応えると共に、光通信やガラス繊維、医療機器の分野でも大きく活躍しています。
同社では、原ガラスを製造する溶解炉の燃料を、酸素で燃焼させる「酸素燃焼」という技術を用いています。
「酸素燃焼は、空気燃焼と違って窒素酸化物が発生しません。また排熱量が1/5程度となるため省エネルギー効果が高くCO2の発生も抑制されます。資源やエネルギーを大量に使用する企業として、環境問題には早くから着目しており、1993年(平成5年)、国内で初めてこの技術を採用しました」(木村担当部長)
|
 |
|
 |
日本電気硝子に導入されている酸素燃焼に関する技術は、同社が独自に開発したものです。この酸素燃焼の制御に、山武の制御システムおよびフィールド機器が、当初から数多く採用されてきました。現在も本社・大津事業場をはじめ、能登川事業場、高月事業場などの酸素燃焼制御に、協調オートメーションシステムHarmonasTM、温度・圧力補正形差圧発信器DSTJTM3000(形番:JTD720A)、単座調節弁CV3000 alphaplusTM、デジタル指示調節計SDCTMシリーズなどが活躍しています。
「溶解炉の中では、溶かしたガラスの徹底した均質化が求められます。供給する重油やガスと酸素の質量流量と炉内温度の相関で安定した燃焼制御を維持し続けるには、温圧補正形差圧発信器による精密なガスと酸素のコントロールが欠かせませんでした」(秋元担当部長)
溶解炉は、一度点火すれば5年から10年にもわたって、火を止めずに操業し続けることが求められます。均一な燃焼条件を維持することが、製品安定、安全、効率の上から望ましいものなのです。そこには、高い熟練技術が求められますが、反面、信頼性の高い安定的な燃焼制御が続くと、万一のトラブルに対する対応が継承されにくくなる傾向もあります。
「Harmonasには、プログラムの中にテキストを貼り込む独自の仕様があり、熟練技術者のトラブル対応技術をここに組み込んでいます。いざというときはそれを表示することによって、トラブルに対する対応が容易にできます。また同様に、設備運用の基本技術情報についてもいつでも参照することができます。こうした機能によって、システムや機器の二重化に加え、さらに安全対策を充実させています」(河野担当課長)
同社では、市場ニーズの高まりによる製品の高度化に対し、絶えず技術革新をもって応えてきました。それは、大型ブラウン管の需要にいち早く応えた先進性、また液晶やプラズマなどのフラットディスプレイに求められる超平滑面薄板ガラスへの新たな挑戦などに表れているといえます。ブラウン管のトップメーカーとして培った特殊ガラス製造技術は、さらに新たな市場に向けて大きく躍進し続け、2006年には新分野の製品製造量が主流になるところまできているといいます。 |

 |
この記事は山武グループのPR誌Savemation(セーブメーション)2005年7月号に掲載されたものです。 |

|
|


|