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導入事例:NISSEKI CHEMICAL TEXASINC.(NCTI) |

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アメリカにおけるプラント建設で示した製品高品位性とサービス体制 |

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新日本石油化学株式会社は、三洋化成工業株式会社と合弁で、現在、ENB(ethylidene norbornene)と呼ばれる石油化学製品の世界シェア60%以上を生産しています。ENBとは、自動車のラジエータポンプやドアのパッキングをはじめとする合成ゴムの耐熱性・強化性を改良する素材として知られ、アメリカでは耐熱性屋根材にも用いられているといいます。
「この化学製品は製造において、高品質製品をリーズナブルな価格で製造するための高いノウハウを必要としますが、我々はその製造方法を確立して世界制覇を果たしています」(Vice President & CFO 片平氏)
新日本石油化学株式会社ではENBの増産をめざし、アメリカに展開する同社100%出資のNISSEKI CHEMICAL TEXAS INC.(NCTI)において、日本国内で蓄積したENB製造技術の導入による新たな製造装置建設を図り、2003年6月よりその操業をスタートさせています。冒頭に示した世界シェア60%の数字はこのプラントの稼動も加わってもたらされたものです。このプラントの年間製造量はおよそ2万トンに上ります。ここの生産量だけでも世界シェアの30%を占める計算となっています。
NCTIのENBプラントには、山武のコントロールバルブ及びスマートバルブポジショナがそれぞれ130台納入されています。新プラント立ち上げはNCTIを中心として進められましたが、基本的な設計条件提供やシステム及び機器選定においてアメリカ現地でフォローアップした新日本石油化学株式会社技術部参事・前田一郎氏は、その導入経緯を以下のように語っています。
「国内における山武との長い付き合いの中で、山武は高性能、かつ豊富な製品群をもち、質の高いサービスを提供することはよく理解していました。ですから、アメリカでのプラント建設においても入札に参加してもらいました。ただし、ENB建設ではコストがタイトなため、EPC一括発注でなくE(Engineering)、P(Procurement)、C(Construction)に分割しましたので入札各社の評価を厳密にかつ公平に行う必要がありました」
その結果、山武製のコントロールバルブにLow Emission Packing Material(ロー エミッション パッキン材料)が標準装備されていること、シート遮断性の高さや、スマートポジショナの自動調節機能(オート・セットアップ)及びメンテナンス性の高さなどが認められ、採用に至りました。
また山武現地法人であるYamatake America, Inc.のスペアパーツ供給体制やメンテナンスのサービスバックアップ体制も導入に際しての評価点だったといいます。実際に、建設途中において、コントロールバルブに当初の想定より高い精度の遮断機能が求められるといった事態が起こりました。
「こうした事態に、山武は実にすばやく、コントロールバルブのシート性能を基準に適合するように改造してくれました。問題が容易にクリアできたことを深く感謝しています」(Senior
Research Engineer 竹下氏)
今回山武は、装置全体のコントロールを円滑にするために「HARTプロトコル」をNCTIに提案しています。HART(Highway Addressable
Remote Transducer)は工業センサ用通信プロトコルとしてその利用が高まっているものです。
「ENBプラントでは将来のメンテナンス性を考慮し伝送器はすべてHARTプロトコルに統一しています。山武のポジショナが独自の機能をもちながらかつHARTに対応していることも評価しています」(前田氏)
「山武のコントロールバルブは他社に比べコンパクトで計装しやすい点も高く評価できます。またHARTプロトコルの導入については、将来的な利用環境拡大を見据えたベースづくりのためであり、機器校正などの容易さのみならず、将来的なプラントの発展についてもサポートしてくれたと考えています」(E&I Technician Mr. Semien) |



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この記事は山武グループのPR誌Savemation(セーブメーション)2004年4月号に掲載されたものです。 |

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