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レンジアビリティの広い正確な流量計測でエアコンプレッサの最適容量運転を実現
導入事例:若狭松下電器株式会社
レンジアビリティの広い正確な流量計測でエアコンプレッサの最適容量運転を実現
お客様紹介
省エネ事例ケーススタディ報告で福井県知事賞を受賞した若狭松下電器
環境経営のより高い目標に向けて注目を集める省エネ手法
「我が社は、Econetシステム構築にあたって、省エネ支援機器である多回路形電力モニタを納めています。これはネットワークアダプタを介して生産設備等の電力使用状況をホストにデータ提供する機器ですが、この多回路形電力モニタに付加されているパルス受信の機能を使い、山武のCML、CMSによる圧縮空気流量計測のデータを受けてホストに送る役目を担っています」(松下産業機器・野上主事)
「Econetシステムに取り込まれたデータからは、休業時においても各設備で電力がかなり使われている様子が克明に見えてきます。これはメイン設備が休止していてもユーティリティ周りが完全に停止していないなどの、いわゆるカラ運転が主な理由でした。こうした生産に結びつかない電力をデータ解析によって把握することにより、年間電力使用量は第1種指定工場の基準となる1200万kWhを下回らせることができるようになってきました」(赤崎主任)
電力使用量が安定的にこのデータ通りになってくれば同社は第2種指定工場へ移行することも可能となり、モデル的な工場省エネ達成といえましょう。
Econetのホスト。画面には圧縮空気のリアルタイム利用状況とエアコンプレッサの台数制御が見えている
エアの使用量を監視し、下段のコンプレッサ(100、200、300馬力)への割り振りを行うことで、供給量と使用流量のバランスが取れ、過剰供給をなくすことが可能となった
圧縮空気動力においては現在、5台のエアコンプレッサ(300馬力×3台、200馬力×1台、100馬力×1台)を装備しています。エネルギー使用全体の23%が空圧設備で使われている状況では、この省エネは重要な課題となります。そこで同社では2001年(平成13年)8月に3台のCMLと6台のCMS導入を図り圧縮空気使用量の詳細データ計測を開始しました。CMLは圧縮空気のメイン配管に、またCMSは各設備に配置されて、それぞれの使用量を計測します。この使用量データとコンプレッサ容量を比較し、負荷流量に応じたコンプレッサ組み合わせを変更しながら運転を行うようになった結果、CML、CMS導入にかかったイニシャルコストを約10カ月で回収する省エネ効果を達成しています。一般に省エネ投資回収サイクルは2年といわれている中で、その効果はかなり高いものだったといえるでしょう。現状では、ほとんどの場合2台のコンプレッサを運転することで圧縮空気供給がまかなえているといいます。
「一般的には、インバータ式コンプレッサを導入し使用負荷に合わせて制御を加える手法がとられますが、CMLやCMSによる利用計測データが詳細であるために、その導入も必要なく、流量負荷を監視しながら適切な容量のコンプレッサをスケジュール運転することで十分な省エネを達成しています」(赤崎主任)
導入時点からの期間が短いため、定修による各設備の一斉停止がないことから、停止状況のときに判明する「エア漏れ」の正確な確認が行えていない状況ですが、直近の定修ではこのエア漏れのチェックを行うことで、エアコンプレッサの負荷をさらに低減させることが可能になると見られています。
圧縮空気メイン配管の流量計測を担うCML
関連製品
大流量マスフローメータ CML
マスフローメータ CMS
この記事はazbilグループのPR誌Savemation(セーブメーション)2002年9月号に掲載されたものです。
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