アズビル株式会社(旧:株式会社 山武) コンポクラブ
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よくあるご質問(FAQ)

電磁流量計

電磁流量計はどんな原理に基づいているのですか。
励磁方式の種類にはどんなものがありますか。
電気化学的ノイズとは何ですか。
電磁誘導ノイズとは何ですか。
検出器定数とは何ですか。
なぜ本器はゼロシフトを起こさないのですか。
テフロンにはどんな種類がありますか。
ポリウレタンゴムとはどんなものですか。
電磁流量計は、なぜライニングが必要なのですか。
ライニングの内径と厚みはいくらですか。(MGGの場合)
突出形電極とはどんなものですか。
接液リングとは何ですか。
配管接続がウエハ取合い仕様のJIS 10K、JIS 20K、JIS 30Kでは本体構造は違いますか。
検出器の応力解析はどのように行いましたか。
電極・接液リング材質の選定はどのように行いますか。
サニタリ検出器の配管取合はIDF規格に準拠していますか。
本器専用ケーブルの仕様はどのようになっていますか。
電極材質で白金/イリジウムの配合比率はいくつですか。
検出器のボデイ材質をステンレスにできますか。
検出器端子箱または一体形の変換器向きは指定できますか。
防浸形と水中形の構造の違いは何ですか。
ウエハータイプの検出器で流体が漏れないと断言できますか。
フランジ定格のJPI規格とは何ですか。
耐摩耗性、耐ノイズ性に強い電極材質はありますか。
変換器に防爆形はありますか。
避雷器とはどんなものですか。
実流量表示はできますか。
水銀リレー接点パルス付は製作できますか。
ダンピング調整はどんな時使用しますか。
鉄分が混じった流体の測定では、どのような影響がありますか。
高温流体測定は可能ですか。
1μS/cm程度の低導電率の流体を測定したい場合に問題はありますか。
酸化エチレンの測定は可能ですか。
分離形検出器の流れの向きを示す矢印を逆向きに設置した場合、どうすればよいのですか。
電磁流量計の管内が満水でない場合はどのような現象が生じますか。
気泡や固形物が混入している場合でも測定出来ますか。
スラリー流体の測定に際してどのような点に注意したらよいか。
電磁流量計にレジューサを用いる場合どのような点に注意したらよいか。
負圧になる可能性のあるラインで使用することができます。
粘度の単位は何ですか。また粘性のあるものの例を教えてください。
酒税検査用電磁流量計を設置後、再検定は必要ありますか。
ゼロ点が変動することはあるのですか。
ダンピング時定数が1秒未満の設定は、できますか。
しょう油や食酢を測定する際には、電極材質は何を選定したらよいのですか。
正逆流量の測定において、逆流量を4〜12mA、正流量を12〜20mAとして測定できませんか。
ドロップアウトとは何ですか。
パルス重みとは何ですか。
スケールオーバーした時のパルス出力はどうなりますか。
ダンピング時定数を変更するとパルス出力は影響されますか。
パルス幅の種類はどんなものがありますか。
パルス出力を2系統ほしい。できますか。
オープンコレクタ出力で補助リレーを動かしているのですが、補助リレーが正常に動作しません。どうしたらよいのですか。
潜水形電磁流量計(NNK形)において、実流チェックを3点で行っていないのはなぜですか。
電磁流量計を日本各地移動して使いたいのですが、関東と関西がかわるたびに電源周波数を変える必要はありますか。
なぜ接液リングは上流側と下流側両方につけるのですか。
励磁電流について、Magnew 3000 FLEXと従来品KID/KIXのちがいは何ですか。
なぜ、キャリブレータ使用時の検出器定数は300なのですか。

電磁流量計はどんな原理に基づいているのですか。
電磁流量計は、「ファラディの電磁誘導の法則」を流量計に応用したものです。

【解 説】
イギリスのファラディが1831年に発見した電磁誘導の法則は、「磁界の中を物体が動くと、その物体内に起電力が発生する」というものです。 電磁流量計では励磁コイルによって測定流体に磁界をかけ、一対の電極によって、発生した起電力を取り出しています。
起電力〔E〕は、磁束密度〔B〕と測定流体の平均流速〔V〕及び、管内径〔d〕に比例し、次の様に表わされます。 この式は、理論的に成立します。実験式ではありません。

E=B・d・v

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励磁方式の種類にはどんなものがありますか。
励磁方式には、・直流励磁方式、・交流励磁方式、・矩形波励磁方式、等があります。本器は矩形波励磁方式を採用しています。

【解 説】
方式 直流励磁方式 交流励磁方式
(商用励磁方式)
矩形波励磁方式
励磁の方式 磁界の強さと方向が一定 磁界の強さと方向が変わる。 磁界の強さは変わらないが、周期的に方向が変わる。
長所
急激な流速変化に対応できる。
逆方向の流れも検出できる。
電気化学的ノイズの影響がない。
信号増幅が容易。
励磁周波数が高いため気泡ノイズには強い。
電磁誘導ノイズの影響を受けない。
信号増幅が容易。
ゼロ点がシフトしない。
短所
信号増幅が難しい。
電気化学的ノイズの影響を受ける。
ゼロ点シフトが大きい。
電磁誘導ノイズの影響を受ける。
ゼロ点シフトが大きい。
気泡が多く含まれるとノイズ源になる。


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電気化学的ノイズとは何ですか。
電気化学的ノイズとは、流体中のイオン濃度分布の不均一によって生じると考えられます。

【解 説】
2つの同じ金属電極を静止した水に浸すと電極間に微弱な電位差が現われます。この現象は電極材質や水質に関係なく観察されます。 しかも、この電位差は一定しておらず、その大きさは数十マイクロボルト程度から数十ミリボルトにも及びます。
この原因は、電極近傍における電気二重層のイオン濃度分布が、両電極について完全に対称でなく、しかもそれが変化することによると言われています。
交流励磁方式あるいは矩形波励磁方式では差動増幅しており、かつ磁界の方向が変化するので、電気化学的ノイズを受けにくいという長所があります。

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電磁誘導ノイズとは何ですか。
導体に磁場がかかっていて、この磁場の強さが変化すると、導体に電圧が誘起されます。この電磁誘導の法則により生ずる電圧が、目的とする信号のノイズになる時、電磁誘導ノイズと呼びます。

【解 説】
交流励磁方式では、励磁に商用電源を使用しているため常に電流が変化しており、磁場も常に変化しています。 このため、電極とリード線、流体によって構成されたループに、電磁誘導ノイズが誘起されます。 これは、磁束の変化(dB/dt)に比例するため磁束の強さ(B)に比例する流量信号と位相が90度ずれているため直角位相ノイズと呼ばれています。 この他、交流励磁方式では、測定管や流体中に、磁場の変化によって生ずる渦電流によりやはり、電磁誘導ノイズが生じます。

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検出器定数とは何ですか。
検出器定数(EX)は電磁流量計の検出器ごとに異なる単位の無い定数です。この値を変換器に設定することにより正しい流量測定ができます。

【解 説】
電磁流量計検出器は、一台一台実流校正されて出荷されます。
これは、部品の加工精度や組立のばらつき等が精度に影響を与えない様に実際に流体を流して、検出器ごとの検出器定数を求めるために行ないます。
また、変換器から検出器のコイルに流す励磁電流値は常に160mAを与えています。

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なぜ本器はゼロシフトを起こさないのですか。
ゼロシフトは、電極汚れと渦電流の影響で起こります。MagneWは、矩形波励磁方式ですので、渦電流及び電極汚れの影響は受けません。交流励磁方式では必ず渦電流の影響を受け、電極が汚れるとゼロシフトを起こすのです。
・計装資料IB1・5610・0030

【解 説】
渦電流……〔eddy current〕時間的に変化する磁場中におかれた導体の内部に電磁誘導によって生ずる渦状の電流。(岩波理化学辞典)

電極汚れによるゼロ点シフトの原因
従来の交流励磁方式電磁流量計では、主に次の3つの原因によってゼロ点シフトが生じると考えられます。
1. 電極が非対称に汚れると渦電流の位相がシフトして流量信号と同相の成分が発生し、ゼロシフトを生じます。
2. 固体(導体)の混入により渦電流の位相がずれ、ゼロシフトを生じます。
3. 電極の汚れによって電極とアース間の抵抗が変動し、ゼロシフトを生じます。
(ゼロシフトは数%から数十%に及ぶことがあります。)

MagneWのゼロ点安定性
交流励磁方式は磁束が常に変化します。そのため前項で述べた様なゼロ点シフトは原理的に取り除くことが困難です。
“MagneW”は矩形波励磁方式を採用したことにより、次の様にゼロ点安定性を得ています。
1. 渦電流の位相ずれ
渦電流の生じるところでのサンプリングは行なわないので、渦電流の影響は受けません。
2. 電極、アース間抵抗の変動
電源周波数の偶数分の1に同期させて流量信号をサンプリングするため、商用電源50、60Hz電圧の影響は受けません。また、励磁回路からの漏洩による商用電源電圧は小さく、変換器の入力インピーダンスが大きいため、電極汚れによるゼロシフトは無視できるほど小さくなります。
例えば、信号電圧のFSを1mV r.m.s.と仮定して、1%の汚れ(α=0.01)の場合を2つの方式について比較すると、次の様になります。
・交流励磁方式(商用励磁方式)
 約1.4%FSのゼロシフト
・矩形波励磁方式
 約0.01%F.Sのゼロシフト

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テフロンにはどんな種類がありますか。
電磁流量計のライニング材質としては、TFE、FEP、PFAなどが用いられていますが本器ではPFAを採用しています。

【解 説】
テフロンとは、デュポン社がふっ素樹脂に与えた商品名ですが、ICI社のフルオン等とともに一般的に使われています。
ふっ素樹脂はふっ素を含む合成樹脂で、化学薬品に対して耐久力がきわめて強く、電気的性質や耐熱性にすぐれています。また、表面は摩擦係数が小さく、非粘着性にすぐれています。
ライニング材質として用いられているふっ素樹脂には、次のようなものがあります。
  TFE四ふっ化 エチレン樹脂 FEP PFA
正式名 Tetra(テトラ)
Fluoro(フルオロ)
Ethylene(エチレン)
Fluorinated(フルオリネィテド)
Ethylene(エチレン)
Propylene(プロピレン)
Per(パー)
Fluoro(フルオロ)
Alkoxy(アルコキシ)
Resin(レジン)
分子構造
Rf:ふっ化アルキル基
特長 耐熱性は最もすぐれているが、加工性が悪くまた溶融粘度が高いため、溶融成形加工はできません。 耐熱性は、TFEに比べ若干劣るが、加工性に優れる。溶融粘度が低く、モールド成形できる。 加工性はFEP同様優れ、モールド・ライニングにも適する。また、耐熱性はFEPより優れ、TFEと同程度である。
備考 正式にはポリテトラフルオロエチレン、PTFEと呼ばれることもある。   本器はPFAを採用しています。


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ポリウレタンゴムとはどんなものですか。
合成ゴムで耐摩耗性にすぐれているが、耐薬品性はよくありません。

【解 説】(urethane rubber)
合成ゴムの一つ。ウレタン結合・NHCOO・を有する原料重合体(すなわちポリウレタン)をジイソミアン酸塩かあるいは芳香族ジアミンなどで橋かけしてつくられている。 グルコール鎖が長いほど網目構造が粗となり、自由度が大で、硬さも低く、弾性率の小さいゴム弾性体が得られる。 ウレタンゴムは耐摩耗性、耐酸化性、耐老化性、耐油性がいちじるしくすぐれているが、耐熱性が悪く、酸・アルカリ・熱水・水蒸気による加水分解作用に弱い。 靴底、タイヤ、ベルト、パッキングなどに用いられている。(岩波理化学辞典)

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電磁流量計は、なぜライニングが必要なのですか。
検出器内で発生した起電力を電極で検出するため、この起電力が逃げないようにする必要があります。このため検出器内壁を絶縁するのです。
ライニングにはPFA、セラミック、ゴムなどが採用されています。

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ライニングの内径と厚みはいくらですか。(MGGの場合)
●内 径(単位mm)
公称口径 PFA ポリウレタンゴム クロロプレンゴム
2.5 2.5 - -
5 5 - -
10 10 - -
15 15 - -
25 24 24 -
40 38.5 38.5 -
50 50 50 -
65 63 63 -
80 75 75 -
100 100 100 -
125 123 123 -
150 147 147 -
200 195 195 -
250 245 - 245
300 295 - 295
350 345 - 345
400 395 - 395
500 495 - 495
600 595 - 595


●ライニング厚み(単位mm)
公称口径 PFA ポリウレタンゴム クロロプレンゴム
2.5 1.75 - -
5〜15 3.00 - -
25 3.00 3.00 -
40 3.15 3.15 -
50 3.25 3.25 -
65 3.15 3.15 -
80 3.05 3.05 -
100 3.15 3.15 -
125 3.40 3.40 -
150 4.10 4.10 -
200 4.15 4.15 -
250 4.7 - 4.7
300 5.25 - 5.25
350 5.00 - 5.00
400 5.00 - 5.00
500 5.00 - 5.00
600 5.00 - 5.00


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突出形電極とはどんなものですか。
付着や汚れの激しいラインに適するように、標準の電極よりプロセスへの突出し長を長くした電極です。
価格表の電極材料を参照

【解 説】
本器は、原理的に電極汚れに強く、ゼロ点がシフトしないという特長をもっていますが、電極面が完全に絶縁物でおおわれると測定ができません。 この対策として、電極を標準より長く製作し、電磁流量計管内に突出させ、流体による自己洗浄作用をもたせると有効なことが確認されています。
他社製品では、電極部のシール性や検出器の互換性に問題があるため、突出電極は本器の大きな特長の一つといえます。他社のもので零点が不安定でメンテナンス頻度の高いものには、突出形電極の本器を推奨します。
▲適する流体
・下水
・油水を多く含む溶液
・ラテックスを含む液
・石灰スラリー
▲電極仕様
・SUS316L円筒突き出し形


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接液リングとは何ですか。
安定した流量測定を行うために、流体をアースする一種の電極です。

【解 説】
電磁流量計によって安定した流量測定を行うためには、流体をアースする必要がありますが、測定管内壁は、ライニングによって絶縁されているので、測定管入口部の接液リングによってアースをとります。
接液リングは測定管入口部のライニングを保護する働きもあり、流体によって材質を選定します。また上流側、下流側両側につけることで上流・下流の流体電位を同じにし、信号起電力の安定化を図っています。

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配管接続がウエハ取合い仕様のJIS 10K、JIS 20K、JIS 30Kでは本体構造は違いますか。
ウエハ取合いの場合、本体構造は同じですが付属のセンター合せ金具およびオプションの通しボルト・ナットのサイズ、個数が異なります。

【解 説】
本器の配管接続方法は、フランジ挟み込み形(ウエハ取合い)のため、相手フランジ定格が変わっても、本体形状は同じという利点があります。
ただし、相手フランジ定格により、通しボルトの長さ・太さ・数が異なるためセンター合せ金具やナットのサイズ・個数も異なります。

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検出器の応力解析はどのように行いましたか。
有限要素法(FEM)による応力解析を行いました。
有限要素法…連続物体を有限個の要素に分解することにより、要素の特性を近似する数学モデルを作り、それを組合せることにより、全体の方程式を解く手法。

【解 説】
フランジ挟み込みの採用や超小型・計量および短面間を実現させるために行った手法です。
下図は測定管を有限個に分解したものです。


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電極・接液リング材質の選定はどのように行いますか。
接液リングも流体と接液するので電極材質と同じものを選ぶことが基本ですが、接液リングは流体アースを目的とするため、腐食率は電極材質よりも劣ってもよいとしています。 もし電極と接液リングの材質で違ったものを選択する場合には、電極の方が耐久性の高い材質を選択して下さい。(電解腐食防止のため)
・電磁流量計の耐食材料選定ID1・5610・0170
【解 説】
電極材に対する使用可能限界は腐食率0.05mm/年としています。また、接液リングについては0.5mm/年としています。各種流体に対する使用可否は上記資料を参照下さい。

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サニタリ検出器の配管取合はIDF規格に準拠していますか。
IDF規格に準拠しています。
IDF:INTERNATIONAL DAIRY FEDERATION(国際酪農連盟)

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本器専用ケーブルの仕様はどのようになっていますか。
MGA12W形が専用ケーブルとなっています。

【解 説】
MGA12W形専用ケーブルの端末処理は、機種・検出器口径・流体導電率およびケーブル長さによって変わりますので注意して下さい。 また流体導電率のケーブル長さによってはMGA12W形専用ケーブルの市販相当品(2芯1重シールドケーブルCVVS、CEEVなど)も使用可能となっています。

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電極材質で白金/イリジウムの配合比率はいくつですか。
白金90%、イリジウム10%です。
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検出器のボデイ材質をステンレスにできますか。
検出器口径2.5・200mmのボディ材質は全てステンレススチールです。
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検出器端子箱または一体形の変換器向きは指定できますか。
MagneW 3000 FLEXの場合、およびMagneW Neoの場合、形番の選択仕様で指定することができます。

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防浸形と水中形の構造の違いは何ですか。
【解 説】
防浸形は首部を除き、検出器内部にポッティングをしていませんが、ボディは全溶接構造となっています。また、水中形は下図のようにウレタン樹脂でポッティングされています。
湿度の高い環境下では、客先施行のコンジット口からの湿分流入により端子箱内部の結露が考えられますので、必ず水中形を選択ください。


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ウエハータイプの検出器で流体が漏れないと断言できますか。
漏れないとは断言できません。「設置上の注意」に従って、正しく設置していただくか、フランジ形検出器を選ぶことを推奨いたします。
また、漏れにくくするために、樹脂配管用ガスケットを用意しており、その使用により漏れ防止に効果があります。

防浸形
ボディは全溶接構造
専用ケーブル
水中形
ボディは全溶接構造

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フランジ定格のJPI規格とは何ですか。
・石油学会の規格で、Japan Petroleum Instituteの略です。
・電磁流量計ではJPI150、JPI300のフランジ定格に対応しています。
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耐摩耗性、耐ノイズ性に強い電極材質はありますか。
・タングステン・カーバイド電極があります。

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変換器に防爆形はありますか。
MagneW 3000 FLEXシリーズにはありません。必ず安全場所に設置して下さい。2線式電磁流量計(MagneW Neo)では変換器も危険場所に設置できる、一体防爆形及び分離防爆形があります。

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避雷器とはどんなものですか。
雷害の多い地域で、変換器の信号、電源入出力口の電子部分を誘導雷による破壊から守るものです。変換器内に内蔵されており、検出器信号入力端子を除いた各出力端子とケースアースに対して
12KV(1.2×50μs)
1KA(8×20μs)
まで機器が破壊しないように設計されています。
避雷器付きが標準仕様。

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実流量表示はできますか。
標準品で対応できます。単位もSI単位すべて選択できます。

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水銀リレー接点パルス付は製作できますか。
製作できません。(水銀は人体に対して有害なため、製作不可とさせていただきます)

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ダンピング調整はどんな時使用しますか。
出力のふらつきが大きい場合には、ダンピング時定数を大きくして出力を平滑化し、応答性をよくしたい場合には小さくします。

【解 説】
ダンピング時定数とは、0・100%の正のステップ状入力変化に対して出力が0・63.2%変化するのに要する時間です。

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鉄分が混じった流体の測定では、どのような影響がありますか。
測定流体中に磁性体を含むと、その含有量に比例して、プラス側にシフトします。ppmオーダでは誤差になりません。
・計装資料「磁性物質を含む流体の電磁流量計への影響」
ID1・5610・0160

【解 説】
測定流体中に強磁性体を含むと、みかけの透磁率が増加するため、信号は大きめに出ます。実験ではマグネタイト20重量%を含んだ流体では20%大きめの信号が観測でき、20重量%位までは、含有量に比例しています。 測定信号は安定しています。非磁性体(Fe203など)の場合は4重量%位までは、精度に影響を及ぼすことなく測定できます。

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高温流体測定は可能ですか。
使用するライニング材、機種および流体圧力により、温度制限があります。PFAはMAX. 160℃まで連続使用できます。
・各種スペックシート

【解 説】
本器は、あり溝およびパンチプレート構造、電極外挿形を採用したことにより、高温での使用に対して、従来の電磁流量計に比して格段に丈夫になっています。


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1μS/cm程度の低導電率の流体を測定したい場合に問題はありますか。
検出器/変換器一体形又は専用ケーブル長さ1m以内での使用をお薦めします。それにより、出力信号の振らつきが最大3%程度、精度1%の範囲内で測定することが可能です。(実際のデータに基づいています。)

【解 説】
測定流体の導電率が小さくなると、電極間の抵抗Rは、それに反比例して大きくなります。
また、信号ケーブルの線間容量Cは、検出器と変換器の間のケーブルが長くなるに従って大きくなります。このRとCがある程度大きくなると、電磁流量計で発生した起電力を減衰させるため、流量信号が正しい値より小さめにでるというようなことが起こります。
そこで、流体の導電率が低い場合には、電極間抵抗Rの増加を、線間容量Cの減少で相殺するように信号ケーブル長を短くします。

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酸化エチレンの測定は可能ですか。
純物質の場合は導電率0μS/mとなり測定不可です。

【解 説】
基本的に炭化水素に、化合物(有機化合物)の純物質は導電率が0μS/cmで測定不可です。 但し、有機化合物でも水溶性のもので水道水が2%程度均一に混合されている場合ぶは、導電率がしばしば5μS/cm程度となり測定不能となる場合があります。 導電率を確認して下さい。

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分離形検出器の流れの向きを示す矢印を逆向きに設置した場合、どうすればよいのですか。
MagneW 3000 FLEXシリーズの場合、配線のXとYを逆に接続して使用できます。

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電磁流量計の管内が満水でない場合はどのような現象が生じますか。
非満水時には、実際の流量より大きい流量を指示したり、ノイズによって振り切れたりします。非満水にならないよう、配管に注意して下さい。
・各種検出器取扱説明書

【解 説】
電磁流量計は、パイプ内に流体が満たされていることが測定の条件となります。(a)の様にパイプ内が流体で完全に満たされていない場合には、信号が実際より大きめに出るといった現象がおきます。
また(b)の様に電極位置まで流体が達していない場合には、電極間抵抗が無限大となり、流量の測定は不可能となる上、ノイズの影響を受けて指示が不定となったり、振り切れたりします。 そこで、これらの状態が起こらないように配管上の工夫が必要となります。


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気泡や固形物が混入している場合でも測定出来ますか。
気泡や固形物が多い場合にはMagneW 3000従来品のKIX40B高耐ノイズ形変換器をお薦めします。KIX40Bにより、気泡や固形物による出力のふらつきを抑えることが可能です。
・高耐ノイズ形変換器スペックシートSS1-5661-3040
・現場アイVOL16(1992)・計装資料ID1-5610-0320

【解 説】
測定流体中に気泡や固形物が均一に混入する場合、指示は混入物も含めた全流量を指示します。

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スラリー流体の測定に際してどのような点に注意したらよいか。
常用流速の設定や、ライニングの選定及び電極部への影響に注意が必要です。

【解 説】
スラリー流体の場合ライニングや電極が摩耗しないように、ライニング材質を選定すると同時に、常用流速を2m/s以下にします。 また、沈殿や付着のおこりやすい場合には、常用流速が2m/s以上になるように注意します。 スラリー流体によってライニングが摩耗したり、あるいは付着物によって電磁流量計の内径が小さくなった場合には、その分だけ誤差が生じます。
また、電極への接触によりノイズが発生し、出力に大きな振らつきを生じる場合があります。 その際にはダンピング時定数を長くするか、高耐ノイズ形変換器、電極材質をタングステンカーバイドにして対応するのがよい方法です。

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電磁流量計にレジューサを用いる場合どのような点に注意したらよいか。
電磁流量計の上流直管長に注意する必要があります。上流側にポンプやバルブのある場合は上流直管長として10D、ない場合は5Dが必要です。
・各種検出器の取扱説明書

【解 説】
・上流直管長とは電磁流量計の電極部より上流の直管長をいいます。
・電磁流量計は、下流側は口径の2倍の直管長、上流側は5倍の直管長を必要とします。
収縮管の場合は、これを流出する流れが軸対称流となることが判っているので、直管部の一部とみなすことが認められています。
円すい角15°以内の拡大管を電磁流量計の上流に用いる場合いは、拡大管の上流側に電磁流量計公称口径の5倍以上の直管長を要します。 円すい角15°を越す場合には、拡大管の下流側に電磁流量計公称口径の5倍以上の直管部をおき、その下流に電磁流量計を設置します。

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負圧になる可能性のあるラインで使用することができます。
本器は、ライニングがアリ溝およびパンチプレートによって機械的に固定されているため、負圧に対しては他社製品に比較して非常に優れています。

【解 説】
テフロンライニングの場合、電磁流量計内が負圧になるような状態はできるだけ避けることが望ましいといえます。 他社製品では、ライニングを接着剤によって接着していますが、本器はあり溝、パンチプレート構造によって機械的にとめられており、負圧にも非常に優れています。 これまでに、口径50mmの電磁流量計を110℃、真空の状態で1週間放置しても問題のないことが確認されています。



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粘度の単位は何ですか。また粘性のあるものの例を教えてください。
単位はcP(センチポワーズ)といいます。またSI単位系ではPa・sで表します。粘度を示すものの例としては、
・水道水1cP(基準)=1×10・3Pa・s
・サラダ油約700cP=0.7Pa・s
・みそ約10000cP=10Pa・s
があります。

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酒税検査用電磁流量計を設置後、再検定は必要ありますか。
再検定は必要ありません。但し使用当初とその後5年ごとの器差試験が必要となります。
・酒類容器検定装置取扱説明書

【解 説】
酒税検査用MagneW 3000 FLEXは、大蔵省国税局の通達に準拠した流量計で、酒税検査等に使用するものです。
器差試験とは流量計を実際に使用する流量範囲における3点以上の流量について、それぞれ3回以上の試験を実施することをいいます。

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ゼロ点が変動することはあるのですか。
測定対象流体で、1度ゼロ調を行った後は次の2つの操作を行わない限り、ゼロ点はほとんど変動しません。
・分離形MagneWで検出器/変換器間のケーブル長を変更した場合
・測定流体を変更した場合(特に導電率の差が大きい場合)

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ダンピング時定数が1秒未満の設定は、できますか。
できます。0.5秒・199.9秒の範囲で、0.1秒単位で設定できます。
バッチ仕込みなど応答性の早さを要求される場合には、超高速応答形変換器(従来形KICの特殊品)を推奨いたします。

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しょう油や食酢を測定する際には、電極材質は何を選定したらよいのですか。
いずれもチタン材を推奨します。

【解 説】
しょう油と食酢についてはすでに実績があります。
しょう油…ヤマサしょう油
食 酢……ミツカン酢

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正逆流量の測定において、逆流量を4〜12mA、正流量を12〜20mAとして測定できませんか。
可能です。正逆自動切換レンジのWIDEレンジに設定することで測定可能です。

【解 説】
以下の図のような使用方法で可能となります。

流速レンジ1m/sの場合


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ドロップアウトとは何ですか。
出力ゼロ付近で脈動がある場合で、パルス出力をカットする必要がある時に使います。(アナログ出力とは無関係です)
0・10%まで整数連続可変です。
・変換器各種取扱説明書

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パルス重みとは何ですか。
パルス信号を出力するために決める「1パルス当たりの流量」のことをパルス重みといいます。積算表示は、設定したパルス重みに対し、1から少しずつ増えています。
(例1)100cc流れたとき1パルスするときのパルス重みは100cc/pです。
(例2)積算カウントが1000のとき、パルス重みが10cc/pなら、積算流量は1000×10=10000ccとなります。

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スケールオーバーした時のパルス出力はどうなりますか。
115%までは正常にカウントします。
(アナログ出力も同様)

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ダンピング時定数を変更するとパルス出力は影響されますか。
パルス出力もアナログ出力と同様にダンピングがはたらきます。

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パルス幅の種類はどんなものがありますか。
0.3・999.9msの任意設定またはデューディ比50%固定。
・変換器各種取扱説明書
・変換器各種スペックシート

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パルス出力を2系統ほしい。できますか。
変換器から2系統のパルスを出力することはできません。(1系統まで)受信側で対応して下さい。

【解 説】
・スペック・シート SS1-PCM100-0100を参照下さい。
マルチパネルメータ PCM13形を推奨いたします。
1次カウンターにPCM13形を付加することにより可能です。

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オープンコレクタ出力で補助リレーを動かしているのですが、補助リレーが正常に動作しません。どうしたらよいのですか。
パルス幅が短すぎるために、補助リレーが正常に動作しないことが考えられます。補助リレーの仕様を確認して、適切なパルス幅を設定して下さい。(同様のことはパルス積算カウンタにもいえます。)

【解 説】
オムロンのリレーMY4を使用する場合には、20msec以上のパルス幅であれば正常にリレーを使用することができます。

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潜水形電磁流量計(NNK形)において、実流チェックを3点で行っていないのはなぜですか。
潜水形電磁流量計の精度は±1.0FSであり、しかも電磁流量計の出力は直線性に優れているために、ゼロ点とスパン点の2点チェックとしています。 またJISB7554の「電磁流量計」の適用範囲から開水路流量計は除外されていますので、2点チェックで問題ありません。

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電磁流量計を日本各地移動して使いたいのですが、関東と関西がかわるたびに電源周波数を変える必要はありますか。
AC電源を使用する場合、KIC形変換器、KIX形変換器ともに現場で電源周波数を変更する方法はありません。DC24V電源の場合はパワーユニット裏側に周波数変更プラグがあります。

【解 説】
工場出荷時に設定した電源周波数以外で使用する場合、0.3%程度の誤差を生じます。
 50Hz→60Hz :+0.3%
 60Hz→50Hz :・0.3%

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なぜ接液リングは上流側と下流側両方につけるのですか。
上流側と下流側における流体の電位を同じにするためです。両側の接液リングで流体のアースを行っています。

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励磁電流について、Magnew 3000 FLEXと従来品KID/KIXのちがいは何ですか。
電磁流量計は、一般に下図のようなブロック図で表現されます。検出器内を流れる流体の流速Vと励磁電流Iから形成される磁場に比例して、検出器からは信号起電力Eが発生します。次に、変換器で統一された4・20mAにあわせるためにゲインKで増幅します。
ここで、流速に比例したIoutを得るために調整できるパラメータには、励磁電流Iと変換器ゲインKの2つがあります(下図の斜体図)。
FLEXは、変換器ゲインを調整して、その調整値を検出器定数としています。
KID/KIXは、励磁電流を調整して、その調整値を検出器定数としています。
このとき、FLEXもKID/KIXも、デフォルトは「300」です。
KID/KIXでは、励磁電流を調整するので、検出器からの信号起電力は一定です。さらに、変換器のゲインも一定になります。一方、FLEXでは変換器に入力される信号起電力にばらつきがあるので、変換器ゲインで調整しています。



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なぜ、キャリブレータ使用時の検出器定数は300なのですか。
キャリブレータは、検出器の代わりをする疑似入力装置で、一定の信号起電力を変換器に入力する専用機器です。 信号起電力の大きさは、キャリブレータのパネルで設定します。このとき、励磁電流は励磁周波数の同期信号をキャリブレータに伝送する役目をしています。


KID/KIXは、変換器ゲインが一定値なので、検出器定数(励磁電流値)がどのように設定されていてもキャリブレータを使用する上で、問題ありません。 しかし、FLEXは変換器ゲインを検出器定数としているので、この定数に応じて出力が異なります。そこで、デフォルトである「300」に設定したときに、変換器は互換性がとれるようにしています。 キャリブレータを使用するときも、この互換性がとれる状態にする必要があります。

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