JCSS校正

JCSS校正

azbilグループのアズビル株式会社では、電磁流量計・コリオリ質量流量計の生産基幹工場であるアズビル京都で、 JCSS計量法校正事業者登録制度の登録を受けたトップレベルの流量計生産・校正設備で、液体流量計のJCSS校正を提供します。

電磁流量計、コリオリ質量流量計、超音波流量計など、幅広い液体流量計のJCSS校正をお任せください。

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 JCSSとは

日本で信頼のある計測のトレーサビリティを確保するために設立された制度で、計量法校正事業者登録制度(Japan Calibration Service System)の略称です。 計量法の143条で適用に関し定められており、国家標準の標準供給制度の1つに位置づけられています。 通常の流量計の校正とは違い、ISO 17025に適合し、加盟国間の相互認証が認められた国際的に付加価値の高い制度です。

 JCSS校正と一般校正の違い

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JCSS校正と一般校正の違い

 JCSS(Japan Calibration Service System)計量法校正事業者登録制度とは

1993年の改正計量法施行により高精度な計測や品質管理の信頼性確保を目的として導入された校正事業者登録制度です。 一般の校正が自己宣言により実施できるのに対し、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)が認定するこのJCSSは、事業者の品質システム、校正方法、不確かさの見積もり、 設備などが校正を実施する上で適切であるかどうか、また定められたとおり品質システムが運営されているかなど、ISO/IEC 17025※1の基準が満たされている事を審査され登録されるもので、JCSS標章をつけた校正証明書の発行が可能になります。 またJCSSでは、校正を行う環境として、下記の3つに分けられています。

恒久的施設で行う校正:常設校正施設にて行われる校正

現地校正      :常設校正施設がある構内や敷地以外の場所で、校正事業者により行われる校正

遠隔校正      :常設校正施設以外に設置された顧客の校正器物を対象に、校正に関わる情報を顧客と交換することにより、校正時には校正事業者を派遣することなく行う校正

※1 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項の国際標準規格

azbilグループ 校正装置のご紹介

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校正装置(タンク)
校正装置(タンク)
高さ35mのタンク。
オーバーフロー形の高架水槽になっており、
水頭圧を一定にできるタンクです。

アズビル株式会社の電磁流量計の一貫生産を実施する、京都府船井郡京丹波町の株式会社 アズビル京都株式会社では、最新鋭の校正装置を備え、お客様のニーズに柔軟にお応えします。

校正装置の配管は、300mmまで全てステンレスを使用しています。また、安定した校正を実現するため、世界との相互認証を視野に入れた液体(水)JCSS基準の装置設計になっています。

 

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上流直管長 最大50Dを確保した配管
上流直管長 最大50Dを確保した配管
最大口径は1,200mmまで対応します。
質量法によるはかりは9台装備し、生産能力は30,000台と
なります。
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立ち会い検査用 専用設備
立ち会い検査用 専用設備
口径200mmまで対応します。
お客様に安心して確認いただける設備をご用意しました。